エカントと面積速度一定の法則

解説

エカント説から導いた惑星の運行

 エカント説を考える。エカント説とは、「惑星軌道(円軌道)の中心Oから離心値eだけ地球を離して置き、中心Oをはさんだ反対側の点をエカント点とし、そのエカント点を中心とし角速度一定で惑星は回転する」という考えである。惑星の運行が時には速く時には遅くなる証明にプトレマイオス(Ptolemaios,2世紀頃)らが用いたものである。プトレマイオスの時代は、各惑星の見える方向しか分からず、観測値を合わせたものである。

第1図

 ここで、エカント説を第1図に示す。第1図のx-y座標で、地球(Earth・水色)から惑星(ここでは太陽(Sun・黄色))までのベクトルをaとする。これを見方(座標)を変えて、太陽中心、すなわち、p-q座標(黄色)で見てみることにする。よって、太陽が(0,0)になる。そして今度は、太陽から地球を見ているので地球へのベクトルを符号を変えて-aとし、第2図のようにかく。

第2図

エカント説と面積速度一定の法則

第3-1図 第3-2図

 第2図より、惑星の運動速度と位置の関係を簡潔にかくと第3-2図のようになる。これは、ケプラーが唱えた面積速度一定の法則(第3-1図)に近い。どちらも、近日点付近では惑星の運行は速く、遠日点付近では惑星の運行は遅い。2つの考えの決定的な違いは、軌道が「円」か「楕円」かの違いである。


操作方法

 ボタンは上に3つ、選択ボックスが1つ並んでいます。左から、「start」「stop」「strobo」「Ptolemaios Type」となっています。「strobo」のところは、ボタンを押すごとにストロボがON・OFFを繰り返します。「Ptolemaios Type」の選択ボックスのところは、見方が選べます。見方を変える場合は、「strobo」をOFFにしてください。「Ptolemaios Type」はエカント説、「Kepler Type」は面積速度一定の法則、「Ptolemaios+Kepler Type」は、エカント説と面積速度一定の法則の2つを重ねた様子です。これにより、エカント説と面積速度一定の法則の関係がわかります。

 動きがおかしくなったら、Relaod(再描画)してみてください。


プログラム