ガリレオ=ガリレイの思想

 『星界の報告』(1610年)では、
 1:月の表面には地球の表面と同じように凹凸があり、太陽の表面には黒点がある。また、金星は満ちたり欠けたりする。
 2:木星のまわりに(16個あるうちの)4つの衛星を発見した。
 3:恒星は宇宙のはるか遠くに無限に存在し、宇宙は大変広大である。

 『天文対話』(1632年)では
 1:地動説を主張した。
 2:相対運動について言及した。
 3:天と地は別世界であるという説を否定し、天も地も同じ法則が成り立つ。

 『新科学対話』(1638年)では
 1:瞬間速度の概念
 2:自由落下では速度が連続的に増加する(落下距離は時間の自乗に比例する)。
 3:投射体の運動は、水平方向の等速運動と自由落下の加速運動との合成運動である。

 ガリレオの成果としては、望遠鏡を使って天体観測をし、それまで不変と思われていた天界の世界が実は変化していることなどから、コペルニクスの地動説を補強した。また、運動論について幾何学を用いて論じたり、また「実験」と「観測」を何度も重ね、自然現象に数学的法則を求めた。これらのことが今後の科学の発展に影響を与えたといえよう。
 ガリレイは、円運動はもっとも基本的な運動であり、地球上の直線運動は、半径を大変大きくとった場合の円の一部として扱った。ここには、未だニュートン力学以前の考えが尾を引いていると言える。